8月7日(金)、ウインクあいちにて当財団主催の特別講演会を開催いたしました。
日欧文化交流学院学院長である銭本隆行氏、
デンマークにて特別支援相談員であり家族支援員でもあるリーネ・リュング氏、
同じくデンマークにてスティンダーレン障害児幼稚園園長であるインゲリセ・アナセン氏をお招きしました。
第1部では
日本とデンマークの“保育の在り方”のちがいや、“環境”などを伺いました。
参加者(保育関係者)から質問形式で議論がすすみました。
第2部では
銭本隆行氏より、社会福祉国家デンマークの教育制度について、
リーネ・リュング氏より特別支援相談員・家族支援員の活動について、
そしてインゲリセ・アナセン氏よりデンマークの特別支援幼稚園の在りようについて伺いました。
“ペダゴー”の社会的役割、そしてこどもだけでなく家族との協働の仕方などを講義していただきました。
※ペダゴー:こどもたちの社会生活面を支援すべく、保育士・幼稚園教諭・指導員・社会福祉士の役割を総じて担う。
3年6ヶ月間の教育期間を経て、1年3ヶ月以上の実習を受けたあとに得られる資格。学士号を有する。
今回の講演会ではデンマークの家庭支援や幼稚園での障害児保育の「今」を伝えていただきました。
こどもたち一人一人で発達段階や性格は異なり、すべてのこどもが自信と希望をもって
生きることができる社会の実現を目指すために、“インクルージョン保育”の重要性を再確認できる場となりました。
日本でも地域や保育施設によってさまざまな保育理念や活動指針などがございます。
今後もこどもたちや保護者たちが「より良く生きる」ために、意見交換や学ぶことができる機会を設けていく所存です。
当日ご参加いただいた皆様、講師の方々へ心より御礼申し上げます。
一般財団法人 こども財団